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INITIATIVE

理念

RA志望学生が共に技術と姿勢を学ぶ場をつくり、

            社会からの信頼に応える応用社会科学研究に寄与すること

(1) 技能習得と交流 ... 技能と交流を、車の両輪として考えています。チームで学び合って習得すること、将来への志を共有して生まれる深い交流を大切にしています。

(2) 技術 (technical skill)と姿勢 (human skill) ... プログラミングや資料整理のtechnical skill のみでなく、研究チームや雇用関係の中で働くためのhuman skillも大切にしています。

(3) 社会からの信頼 ... 統計分析を、社会の一人ひとりが社会課題領域を理解するための共通基盤として考えています。透明性や再現性の高い分析を実践するための技能の習得を目指しています。

*ただし、RA雇用が多くない社会科学領域から参加できるよう、トレーニング内容はプログラミングや資料整理全般に設定しています。

ロゴ

  • 2つのモチーフを掛け合わせています。

    • 若い苗が育つ場

    • "research assistant"の頭文字"r"と"a"を縦に配置

  • ​地道な泥臭い仕事が多いRAの仕事を大切に、研究の土壌を耕すという願いを込めました。

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「応用社会科学」という言葉

「応用社会科学」として、幅広い社会科学の応用領域 -- 経済学、政治学、心理学、社会学、教育学、公衆衛生学、農学、経営学、会計学など -- を含む意味を意図しています。個々の領域が対象にもとづく区分であるのに対し、これらの対象に共通のデータ分析手法を軸に据えています。ゲーム理論や確率理論が基礎領域をなすのに対して、より政策や実践に近い応用領域を指しています。

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 今日、プログラム評価は社会科学の柱であるが、その方法的基盤をつくった先駆的研究者の一人に、ドナルド・キャンベルがいます。実験心理学・社会心理学で博士号を取得し、実験室実験におけるランダム化や妥当性の概念を実社会に適用するため、「疑似実験」、「内的妥当性・外的妥当性」などの概念、回帰非連続の手法を1960年代に考案し普及させました。心理学の背景を持ちつつも社会の政策を分析していたため、伝統的な分野に当てはまらず、自らの学際的専門領域を「応用社会科学」と呼んでいました。今日あまり語られない学者だからこそ、その功績にささやかな光をあてようと「応用社会科学」という言葉を選びました。

沿革

  • 「リサーチアシスタント(RA)の知識・技術が実証研究にとって欠かせないから、共同で学べる場が必要なのでは」という考えを研究者数名で共有し、2022年春から準備と企画をはじめました。フィールド実験などにおいてリサーチアシスタントを雇用する開発経済学の研究センター*によるブートキャンプの取り組みからヒントを得ました。現在は、経済学に限定せず、広く社会科学研究に携わる大学生・大学院生が技能を磨く場づくりを目指しています。

  • 2023年・2024年8月下旬にプログラムを開催し、過去のプログラム内容、準備タイムライン、参加者プロフィール、参加者の声、運営オーガナイザーについて開催レポートを作成しました。

*Jameel Poverty Action Lab/ Innovations for Poverty Actionなど

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後援:東京大学大学院経済学研究科付属 政策評価研究教育センター(CREPE)、

大阪大学大学院国際公共政策研究科附属 EBPM研究センター(CEPO)、横浜国立大学経済学部

協賛:科研費 国際共同研究加速基金(国際先導研究、代表: 澤田康幸)、神林留学生奨学会

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